シフォンケーキは卵白のお菓子である
なのでしっとりふわふわでなければならない
これはどこのシフォンでも言えることで「あそこのシフォンは美味しいのよ」
どこどこのシフォンはパサパサしていて美味しくないけどここのシフォンはふわふわ!
でも、どんな味?と聞くとふわふわでわかんない・・・なんです
しっかりとした味があってふわふわならいいのですが
味のないふわふわはちょっとね
そこで
今回は「煮詰める」を考えてみました。
液体をそのまま入れると個性のある素材だと美味しく焼けるのですが、
メレンゲでふわふわにするので焼け上がると香りや味が薄くなってしまうのです。
そこでエッセンスを煮詰めて凝縮しておくのです
どうやって煮詰めるの?どうやって凝縮するの?
煮詰めるとは素材を鍋に入れて煮込んで水分を飛ばしていくのですが
単に煮詰めていくと凝縮はするのだけどへんに焦げ臭くなったらエグミが凝縮してしまったりと難しいのです
厚手の鍋で火は中火でゆっくりとゴムベラで鍋底と鍋肌をかき回しながら水分を飛ばしていきます
具材が入っていて汁があるようならザルにこしてから水分だけを煮詰めていってから具を加えて水分を飛ばします
今回は桜なので桜を凝縮は考えられないので(いや、本当はあるかもしれない)
相性の良いものを凝縮して合わせてみたいと思いダークチェリーを選んだのです
そこに赤ワインと香りをキルシュを合わせてみました
缶詰の中にはチェリーと汁が入っています
まずはこの煮汁を煮詰めていきます
決して焦がさず、なくなるまで煮詰めていったら赤ワインを入れて1/3まで煮詰めます
シェリーを入れてミキサーにかけて鍋に戻してもう少し煮詰めてタッパーに移します
桜の塩漬けは水で戻します
このチェリー桜を使って「桜のシフォンケーキ」を焼きます
相性の良いお酒はキルシュですね
キルシュはさくらんぼうのお酒ですから合わないわけがないですね