グリットのポンデケージョは次の日でももちもち食感が楽しめるのです

野菜を練りこんだポンデケージョ

先日お客様にグリットのポンデケージョは小麦粉使ってるんですよね？
と聞かれました。「そうですよ」と答えたら、「ポンデケージョはタピオカ粉を使うと聞いているのですがなでタピオカ粉使わないのですか？」と聞き返されました。
小麦粉アレルギーのお客様や小麦粉使わないポンデケージョをお求めにいらっしゃるお客様も多いのであえて小麦粉使ってますよ、と言っていたら勘違いされてたようです。

グリットのポンデケージョの主原料はタピオカ粉が大部分で数パーセントが小麦粉です
そして小麦粉は国産小麦でもちもちさせるために「湯ごね小麦粉」にして加えてます
「湯ごね」と言うのは小麦粉に熱湯を加えて練り、糊化させて寝かせたものです

小麦粉やデンプンは水を加えて練り込むと糊状になりますね、これが糊化です
そしてこの練ったものを冷蔵庫に入れて保存するとなんだかもろもろになりますよね、これが老化です

パンの保存は常温ですね、冷蔵庫に入れておくとバサバサになります
お餅も常温でないと冷蔵庫に入れるとバリバリのひび割れ餅になってしまいます、
ポンデケージョもデンプンの団子のようなものだから冷蔵庫に入れるとバキバキの変な団子になってしまいます。
この老化を少なくさせたいから小麦粉を使っているわけです

ブラジルのポンデケージョも牛乳にバターかオリーブオイルを熱してタピオカ粉に入れて練りこんでいきますので、自分の作るポンデケージョと大差ないのですが、ちょっとした工夫で次の日でもしっとりもちもちのポンデケージョが楽しめます

そのように素材を科学で考えてやっとたどり着きました、冷めても固くならないポンデケージョです

甘いのも塩味もあありますね

かぼちゃとココナツロングを練りこんだ甘い系のポンデケージョ