ポンデケージョとはチーズパンという意味ですが、グリット ではアレンジポンデケージョとしてスイーツバージョンも作ります。チョコレートというと甘くて濃厚な味をイメージされると思いますが、グリットのチョコレートポンデケージョはお砂糖控えめ。少しお塩を入れることで甘さが引き立つ程度です。最近では、甘いものが苦手な方でも食べやすいと人気なんです。
ポンデケージョはこのミキサーでミキシングしています。ポンデケージョはパンの仲間に入るのですが、酵母(イースト菌や天然酵母)を使用しないで焼いたパンなのです。通常のパンは小麦粉に酵母を加えて練りこみ発酵させます
発酵の説明
発酵とは生地の中の糖分を酵母が食べて増殖するために口からぺっっと炭酸ガスを出します、そしてお尻(酵母にお尻なんてあるのかなぁ?)からプッとアルコールを出します。こうして酵母は増殖していき自ら出したアルコールで自滅していくんですねこのアルコールがお酒になるのですでーーーーーもう一つのペっ!の炭酸ガスはパンに使われるのです小麦粉に水分と酵母を練ります(パンの種類によっては糖分、塩分、牛乳、バターなども加えてますね)、酵母は増殖していくとアルコールと炭酸ガスが出るので気泡がたくさんでできるのです焼いていくとこの気泡膨らんで気泡として残るからあのパンができるのです。酵母は素晴らしい!!!
ポンデケージョは酵母を使わないと言ってましたね。じゃあ、なんで膨らんでいるの?シュークリームってぷっくりと膨らんでいますね、この原理なんですポンデケージョ原料はタピオカ粉です、厳密にはキャッサバという植物の根っこからとったでん粉なのです。このでん粉を糊化させて油と卵を加えていって練りこみ小さな気泡を作っていき、焼いた時に膨らんでいくのです。
これはクッキーシューといって焼く前にクッキー生地をのせて焼いているので甘くてサクサクのシュー皮です。使うチョコレートはスイートチョコレートチョコレートにも種類があってビターチョコレート、スイートチョコレート、ホワイトチョコレートなどですがここではスイートチョコレートを細かく刻んで加えています。とかして入れたこともあったのですが、焼きあがってからも細く刻んであるチョコレートの味が良いのでこれにしました。ちなみにホワイトチョコレートは抹茶のポンデケージョに使っていますこれはスイートチョコレートよりも断然ホワイトチョコレートの方が香りも味も良いですね