今度は自ら失敗シフォン焼いてみた、途中まではうん?うまくいってるのかなと錯覚

失敗シフォン

失敗経験が豊富な伊藤シェフです

昔から「失敗は成功のもと」と言います

「グリット」という店名にしたのも理由がありまして

「グリット」の意味は諦めないこと・・・です

 

Duckworth Grit – アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」 TED

のユーチューブをみて店名にしたのです

 

さて、失敗シフォンですが今回はアールグレーシフォンケーキで、

どれくらい水分が多いとこうなるの?をやってみました

通常のレシピは

17センチトールサイズのアールグレイ

卵白      160g

グラニュー糖   72g

卵黄       4個

アールグレイ   28g

サラダ油     25g

薄力粉      60g

 

今回の失敗シフォンレシピはアールグレイの28gを80gにしたらどうなるの?でやってみました

本当は倍の56gくらいでいこうと思ったのですが、これだと案外うまくいって自立しないくらいの柔らかさで味わいはしっとりしていて美味しい!なんてコメントしそうで、思いっきり失敗計量にしてみたのです

 

失敗レシピは

17センチトールサイズのアールグレイ

卵白      160g

グラニュー糖   72g

卵黄       4個

アールグレイ   80g

サラダ油     25g

薄力粉      60g

水分が多かったり、メレンゲがうまくできなくてしぼみ気味だったりするとこうして型からはみ出しそうなくらい膨らみます

失敗シフォン

地肌も綺麗に焼けています

失敗シフォン

綺麗に焼けているように見えますが、谷間の艶がしっとりしているようで綺麗ですよね

 

次の日、型から抜いてみました

失敗シフォン

失敗なんだからと雑に抜いてみました、汚いっしょ

アルミの型を外そうとしてもその前に腰折れでしぼんでいきます

 

切り分けてみました

失敗シフォン

この失敗が案外美味しいのです

 

初めからわかっている失敗シフォンなんですが

自分の言いたいことは

今回は水分だけを多くしたので大失敗なのですが

毎回言っている事で「シフォンケーキはバランス」なのです

数年前まではこれらのレシピをエクセルに入れてグラフで見る

一つ一つ内容を変えてグラフの変化を調べてました

ここでこのレシピを

17センチトールサイズのアールグレイ

卵白        160g→→140g

グラニュー糖   72g→→そのまま

卵黄         4個→→3個

アールグレイ     80g→→70g

サラダ油     25g→→そのまま

薄力粉        60g→→80g

 

にすると普通のシフォンのように焼けるのです

いつもいってるのですが失敗の原因は一つじゃないって事です

単に水分が多いだけだと明らかに失敗してしまいますが、他の材料の影響でそんなに失敗に見えないのです

薄力粉が多いとメレンゲがうまくいってなくても固まってくれるので失敗に見えないんです

水分が多くても油の量が少なく、小麦粉が多いとちょっとパサつくけどそれなりに焼けるのです

 

それとレシピ以外に失敗の原因の一つで

作業の手順やメレンゲのエキュモワールが下手だったり、卵黄生地の作り方がうまくいってなかったり、オーブンの温度設定が違ったりしてると失敗につながります

 

 

何度も失敗して検証してみますね

最後まで読んでくれてありがとうございました

次はどんな失敗しましょうか